左半側空間無視の正体とリハビリ|半盲との決定的な違いと家族の対応を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
左半側空間無視の重症度や回復度合いを客観的に把握するために、臨床では確立された神経心理学的検査が用いられます。代表的な評価基準と生活場面での実態を以下の表にまとめました。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価BIT行動性無視検査通常検査(満点146点/カットオフ値131点以下で無視あり)+行動検査(満点81点/カットオフ値67点以下)国内外の医療機関・リハビリ病院で標準採用されるゴールドスタンダード指標机上検査だけでなく写真照合やコイン選別など生活模倣課題を含み、実生活の無視度合いを多角的に反映する必須評価。線分二等分試験横線の中央に印をつけさせる課題。無視患者は中央より右側を「中心」と誤認して印をつける(偏位率10%以上で陽性傾向)ベッドサイドで数十秒で実施可能な簡便スクリーニング視覚的な偏位が一目で家族にも分かりやすい反面、軽度例では代償戦略により正常値を示す盲点があるため複合評価が必須。抹消試験(星・線・文字)用紙全体に散らばったターゲット記号にペンで印をつける。左側にある標的の看過率をパーセンテージで算出Albert試験や星抹消試験など、左側脱落率30%以上で中等度〜重度無視と判定探索の走査パターン(右から開始し左に届かない様子)が視覚的に記録でき、リハビリの改善度追跡に極めて有用。転倒・衝突リスク入院・在宅療養中における左側壁・障害物への衝突率は非無視群の約3〜4倍に跳ね上がる(臨床追跡データより)脳卒中リハビリテーション病棟におけるインシデント要因の上位3位以内身体麻痺の回復が進んで自力歩行が可能になった急性期〜回復期初期こそ、危険認知の欠落から重大事故を招きやすい。