りっちゃんサラダのルーツは、『魔女の宅急便』の原作者としても世界的に知られる児童文学作家・角野栄子氏が手がけた絵童話『サラダでげんき』(福音館書店)にあります。長年にわたり小学校1年生の国語教科書に採択されており、世代を超えて日本人の原体験に刻まれてきました。
物語は、熱を出して寝込んでいるお母さんのために、りっちゃんがおいしいサラダを作ろうと立ち上がる場面から幕を開けます。調理の過程で、ユニークなサラダでげんき 動物たちの提案が次々と重なっていきます。
- ねこ:かつお節を入れることを提案(うま味の追加)
- いぬ:ハムを入れると元気になると教える(塩気と動物性タンパク質)
- すずめ:とうもろこし(コーン)のプチプチした食感を勧める
- あり:甘みを添えるお砂糖をひとつまみ(酸味のカドを取る隠し味)
- くま:海の恵みである昆布を入れるよう助言(ミネラルと出汁のコク)
- アフリカゾウ:鼻のシャワーで油・酢・塩をふりかけ、全体を力強くかき混ぜる(乳化と調味)
子どもの豊かな想像力を刺激するこの絵本に目をつけた全国の学校栄養士たちが、「物語を実際に味わうことで食への関心を高めてほしい」と献立に採用。読書教育と食育が融合した小学校給食 人気メニューの金字塔として全国へ広がりました。