Q1:臭い玉を誤って飲み込んでしまった場合、胃や腸に害はありますか?
A1:誤って飲み込んでしまっても人体に健康被害はありません。臭い玉の主成分は細菌の死骸や白血球、タンパク質のかけらですので、強力な胃酸によって完全に殺菌・消化分解されます。便とともに排出されるため、過度な心配は不要です。
Q2:歯医者(歯科医院)でも臭い玉を取ってもらえますか?
A2:原則として耳鼻咽喉科の受診が適しています。歯科は歯や歯肉、舌などを専門とする標榜科であり、喉の奥にある扁桃腺は耳鼻咽喉科の管轄領域です。歯科医院によっては器具が揃っていなかったり、粘膜損傷時のリスク管理上、処置を断られるケースが多いため、最初から耳鼻咽喉科を選択するのが確実です。
Q3:市販のシリンジやウォーターピックで水を噴射して取る方法は安全ですか?
A3:ネット通販などで「膿栓除去用シリンジ」が販売されていますが、眼に見えない陰窩の深部に向かって水圧をかける行為は危険です。水圧によってかえって細菌を組織の奥深くに押し込んでしまったり、水流の衝撃で粘膜から出血を引き起こしたりするリスクがあるため、自己判断での使用は避けてください。
Q4:臭い玉を二度とできないようにする根本的な治療法はありますか?
A4:解剖学的に扁桃そのものを外科手術で全摘出する「口蓋扁桃摘出術」を行えば、溜まる場所自体が消失するため臭い玉は二度と作られなくなります。ただし、全身麻酔と約1週間の入院が必要であり、術後の出血リスクもあるため、臭い玉の存在だけを理由に適応されることは稀です。通常は「頻回に高熱を出す習慣性扁桃炎」や「睡眠時無呼吸症候群」などを併発している重症例に限り適応が検討されます。