時計の針を1997年に戻そう。当時の日本飲料界は、缶コーヒーと緑茶、そして強い甘みの炭酸飲料が幅を利かせていた時代だった。そこに突如として現れたのが、まるで水のように澄み切っているのに、一口飲むと甘酸っぱい桃の香りが口いっぱいに広がる新感覚のドリンクだった。
「ヒューヒュー」というフレーズが一世を風靡し、社会現象化。水代わりに果汁飲料を飲むという新たなライフスタイルを日本人に定着させたパイオニアこそが、このブランドだ。平成を彩ったポップカルチャーの象徴として、30代以上の世代にとっての「青春の味」として深く刻み込まれることとなった。