炊飯器のスイッチを押す前、最初の「お米の研ぎ方」こそが古米臭を取り除く最大の分岐点になります。乾燥したお米は、一番最初に触れた水分を猛烈なスピードで吸収します。ぬか臭さが溶け出した濁った水を吸わせてしまうと、どんな裏ワザを使っても臭いが残ってしまうのです。
最初の水は、注いだら2〜3回軽くかき混ぜ、「5秒以内」にすべて捨ててください。ミネラルウォーターや浄水器の水を使うとさらに効果的です。その後は、手のひらの付け根を使って米同士を優しく擦り合わせるようにして、酸化した表面のデンプン層を磨き落とします。力を入れすぎて米粒を割らないよう注意しながら、3〜4回水を替えて手早く洗い流しましょう。
炊飯器の設定メニューにもコツがあります。短時間で炊き上げる「早炊きモード」は古古米にとって禁物です。「熟成炊き」や「極うまコース」など、じっくり予熱と吸水を行うモードを選択してください。古米専用コースが搭載されている高級炊飯器をお持ちの場合は、そちらを活用するのが確実です。