「一瞬目が合ったと思ったのに、すぐにプイッと視線をそらされてしまう」と寂しさを感じる親御さんもいます。実はこの行動、赤ちゃんが親を嫌っているわけでも拒絶しているわけでもなく、情報過多から脳を守るための生理的防衛反応です。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、人間の顔は膨大な情報を持つ刺激の塊です。未熟な脳が見つめ合いによる興奮を受け止めきれなくなると、赤ちゃんは意図的に目をそらして休憩を取ります。また、「時々寄り目になる」「斜視のように見える」という相談も頻出しますが、新生児の多くは鼻根部が低く平らで内側の皮膚が白目を覆っているため、寄り目に見える「偽斜視(ぎしゃし)」であることが大半です。眼球を動かす外眼筋のコントロールが整う生後3〜4ヶ月頃には、自然とバランスが取れてくるケースがほとんどです。