実際に現地を行き交うドライバーや写真家たちの肉声に耳を傾けると、息を呑む絶景への称賛と同時に、産業道路ならではのシビアな現実が浮き彫りになります。
夜間に定期走行を行う地元ドライバーの手記によると、「みえ川越ICアクセスから合流して高架橋の頂点に達した瞬間、右手に広がる製油所のパノラマは何度通っても鳥肌が立つ。視界を遮る電線がなく、光の密度が圧倒的」と語られています。特に空気の澄み切った秋から冬にかけての夜間は、冷気の中でプラントの蒸気とナトリウムランプの橙色、LEDの白色光が鮮明にコントラストを描き、車内には同乗者の歓声が響きます。
一方で、物流を担う大型トラックドライバーからは切実な意見も寄せられています。「平日の深夜でも港湾コンテナ輸送は分刻みで動いている。橋の上でハザードを点けて減速したり、無理な低速走行で景色を眺めている一般車を見かけるとヒヤリとする」という声です。四日市いなばポートラインの評判が広まった結果、ドライブレコーダー用の広角カメラを装着した一般車が増加しており、運行速度の維持と車間距離の確保に対するモラルが現場で強く求められています。