家族に迎えたばかりの子犬にとって、抱っこは人間社会への信頼を築く最初のステップです。いきなり持ち上げるのではなく、まずは膝の上でおやつを与えながら胸やお尻に手を添える練習から始めましょう。
体を触られる心地よさを覚えたら、床から数センチだけ浮かせてすぐに下ろし、褒めるという動作を繰り返します。このように段階を踏むことが、成犬になっても抱っこ好きに育てる子犬の抱っこの慣れさせ方の基本です。
また、多くの飼い主が悩むのが「抱っこ散歩はいつから始めてよいのか」という点です。結論として、2回目の混合ワクチン接種前後(生後2〜3ヶ月頃)から積極的に行うことが推奨されます。
感染症予防のため地面を歩かせることはできませんが、抱っこした状態で外へ連れ出し、車の音、他人の姿、風の匂いなどを体験させることは、恐怖心の少ない社会化期において極めて重要です。この際も、バッグやスリングの中で体が曲がったり足先がブラブラしないよう、底板のあるキャリーや飼い主の手でお尻を支える工夫を忘れてはなりません。