水分活性とは?水分含量との違いやカビ・微生物を防ぐ基準値を徹底解説

水分活性とは?水分含量との違いやカビ・微生物を防ぐ基準値を徹底解説

水分活性とは?水分含量との違いやカビ・微生物を防ぐ基準値を徹底解説とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

水分活性(Water Activity:記号 aw)とは、食品に含まれる水分のうち、化学反応や微生物の繁殖に直接利用できる「水分子の自由度」を表した数値です。純水の水分活性を1.00とし、完全な無水状態を0.00とする0〜1の範囲で定義されます。

計算式としては、同一温度における「食品内部の水蒸気圧(P)」を「純水の飽和水蒸気圧(P₀)」で割った値(aw = P / P₀)、あるいは食品を密閉容器に入れた際の平衡相対湿度(ERH)を100で割った値(aw = ERH / 100)として算出されます。

ここで混同しやすいのが「水分含量(%)」との違いです。水分含量は食品全体に対する水の質量割合(g/100g)を示しているに過ぎず、その水がどのように存在しているかまでは分かりません。一方で水分活性は、水分子がどれだけ自由に動けるかという「質」を捉える指標です。食品のシェルフライフ(賞味期限)を正確に予測するためには、水分含量ではなく水分活性の測定が必須となります。

林 結菜
Author

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。