「ラーメン店でむせた瞬間、店中の客からジロジロ見られて恥ずかしかった」「咳を我慢しようとしたら余計に気管に入り、本気で呼吸困難になってトイレへ駆け込んだ」――SNSやネット上のコミュニティ掲示板には、麺類でのむせ込みに関する切実な体験談が連日投稿されています。
都内の耳鼻咽喉科専門医への取材でも、印象的な現場の声が聞かれます。「外来で『最近ラーメンをすすると100%咳き込むようになった』と相談に来られる40代、50代のビジネスパーソンは非常に多い。多くの方は『胃が悪いのか』『肺の病気か』と心配されますが、ファイバースコープで喉を覗くと、声帯の閉鎖不全や咽頭粘膜の軽微な浮腫、さらには胃酸の逆流による炎症が確認されるケースが後を絶ちません」と語ります。
ラーメン店という空間特有の心理的プレッシャーも事態を悪化させます。静まり返ったカウンター席で「咳をして周囲に迷惑をかけたくない」という羞恥心から無理に咳を飲み込もうとすると、気管の深部まで油分を含んだスープが吸い込まれ、二次的な気管支炎や激しい喉頭痙攣を誘発してしまいます。咳き込む ラーメン 対策として最も危険なのは、咳を無理に止めることです。一度気管の入り口に触れた異物は、咳反射によって全力で体外へ排出しなければなりません。