グルメサイトの点数やSNSのショート動画は便利な指標ですが、情報の切り取り方次第で大きな誤解を生む温床にもなっています。編集部が蓄積した上野グルメリアル評判口コミのデータから、特に注意すべき3つの盲点を提示します。
第一の誤解は、「アメ横の食べ歩きは手軽で快適」という幻想です。実際には週末のアメ横通りは身動きが取れないほど混雑し、購入したフードを持って立ち止まる場所すら確保が困難です。さらに、串や包み紙のゴミ箱が街頭に少ないため、ゴミの処理に困るケースが多発しています。店頭に飲食スペースを併設している店舗を選ぶか、テイクアウトした場合はその店の敷地内ですぐに食べ切るのが、スマートかつトラブルを避けるための鉄則です。
第二の誤解は、「評価星4以上の店なら接客も完璧」という思い込みです。上野の大衆名店や老舗の多くは、職人やベテラン店員がテンポよく切り盛りする「下町の流儀」で運営されています。高級ホテルのような丁寧なもてなしを期待して訪れると、「ぶっきらぼう」「急かされた」と感じて低評価をつけるユーザーが後を絶ちません。スピード感のある無駄のないやり取りそのものを下町情緒として楽しめるかどうかが、満足度の分岐点となります。
第三の盲点は、東上野コリアンタウンに代表される肉料理の選定です。日本最古のコリアンタウンとも言われるこのエリアには、自家製キムチと秘伝のタレで極上のハラミやロースを振る舞う老舗焼肉店が密集しています。しかし、一見さんには敷居が高く見える外観の店舗も多く、ネット検索では大手チェーン店に埋もれてしまいがちです。「本物の味」に出会うためには、派手な看板ではなく、肉の卸業者が足繁く通うような小規模な名店を指名買いする調査眼が求められます。