日本語の縦書き原稿用紙の正しい使い方には、文字数管理と並んで合否を分ける厳格な書式規定が存在します。特に減点対象になりやすい三大ポイントを整理します。
1. 句読点のマス目ルール(行頭禁則処理)
句点「。」や読点「、」は原則として1マスを占有します。しかし、「句読点を行の先頭(一番上のマス)に置いてはならない」という絶対禁則が存在します。行末の最後の文字と一緒に同一マス内に収めるか、マスの右下枠外にぶら下げて記述するのが正しい作法です。
2. 改行とかぎ括弧の書き方ルール
改行とかぎ括弧の書き方ルールにおいて、会話文の始まりのかぎ括弧「「」は行頭のマスに置き、1マス空けは行いません。また、会話文の末尾で「〜でした。」と閉じる際、句点「。」とかぎ括弧「」」を別々のマスに分けず、同一の1マス内にまとめて「。」」と収めるのが現代の公的表記法における標準ルールです。
3. 数字とアルファベットの処理
縦書き原稿用紙では、算用数字(1, 2, 3)ではなく漢数字(一、二、三、十、百)を使用するのが大原則です。年号(令和八年)や数量(三つ、百人)はすべて漢数字で統一します。英語の略称(AI、SDGsなど)を縦書きで表記する場合のみ、1マスにアルファベット2文字を並べて収める手法が許容されます。