発達心理学の研究によれば、パズル遊びは幼児期の認知能力発達に多面的な影響を与える。東京大学教育学部の2019年の研究では、定期的にパズル遊びをする3歳児は、空間認識テストで平均23%高いスコアを記録した。
手作りラミネートパズルの特筆すべき点は、子ども自身が興味を持つ題材を選べることだ。恐竜が好きな子には恐竜の図鑑ページを。電車に夢中な子には路線図を。この「興味に基づく学習」が、集中力の持続時間を市販パズルの1.8倍に延ばすという保育学会の調査結果もある。
年齢別に見る認知発達への影響
2〜3歳では、2〜4ピースの大きなパズルが手と目の協調運動を促進する。この時期の子どもは「形の認識」を学んでおり、ラミネートの滑らかな手触りが感覚統合にも寄与する。
4〜5歳になると、6〜12ピースのパズルに挑戦できる。空間的推論能力が飛躍的に発達する時期で、ピースの向きを変えながら試行錯誤するプロセスが問題解決能力を育む。
小学生では20ピース以上の複雑なパズルが適切だ。論理的思考と計画性が求められ、完成までの戦略を立てる訓練になる。算数の図形問題にも応用できる能力が養われる。