高橋祐也の名が広く知れ渡ったのは、決して好ましい形ではなかった。1990年代後半から始まった覚醒剤取締法違反による相次ぐ逮捕。警視庁による捜査と衝撃的な報道は、日本中に大きなショックを与えた。
なぜ、恵まれた環境に育ちながら彼は違法薬物の沼へと足を踏み入れてしまったのか。そこには二世芸能人特有の重圧と、巨大すぎる母の存在感があったと指摘する声は多い。
巨額のお小遣い銭や甘やかされた養育環境がワイドショーで連日批判された。だが、真相は単なる「甘やかし」だけでは片付けられない。幼少期からの孤立感や、常に「三田佳子の息子」として比較され続ける精神的ストレスが、彼を依存へと追い詰めた側面も見逃せない。相次ぐ芸能スキャンダルは、依存症という病気の難しさと根深さを浮き彫りにした事件でもあった。