沖縄の夜カルチャー最前線!南国スポットのリアルと交錯する現在地

沖縄の夜カルチャー最前線!南国スポットのリアルと交錯する現在地

沖縄の夜カルチャー最前線!南国スポットのリアルと交錯する現在地にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

沖縄におけるクィアな社交の歴史を紐解く上で、外せない街がある。那覇市桜坂だ。戦後の混沌から生まれたこの飲み屋街は、かつて劇場やキャバレーが立ち並ぶ一大歓楽街として栄え、昭和後期から平成にかけてゲイバーが集まるエリアへとグラデーションのように変化していった。迷路のように入り組んだ細い坂道と赤瓦の古民家、トタン屋根のバラックが混在する景観は、外部の視線を遮断しつつ、当事者たちが肩を寄せ合うシェルターのような役割を果たしてきた。

1990年代から2000年代にかけて、カルチャー誌『バディ(Badi)』の全国ハッテンスポット案内やローカル情報欄には、那覇市内の公園やビーチ、サウナの情報が頻繁に掲載されていた。本土からの旅行者が持ち込む情報と、地元住民のコミュニティが交差する結節点として、沖縄は常に特別な位置を占めていたのだ。

近年では、ウォーターフロントの再開発によって整備された波の上うみそら公園周辺や、市街地のオープンスペースなど、公共空間のあり方が近代化されるにつれて、人々の集う場所やその境界線も物理的に書き換えられつつある。かつてのアンダーグラウンドな隠れ家は、都市の再編とともに姿を変えながらも、消えることなく別の形へと受け継がれている。

小林 直樹
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小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。