リスナーの間で最も憶測を呼ぶのが、「ACジャパン」のCMへの差し替えです。番宣やBGMへの差し替えとは異なり、公共広告機構のCMが連続して流れるケースには明確な境界線が存在します。
ACジャパンへの差し替えが発生する主な理由は以下の通りです。
第一に、スポンサー企業自身の不祥事や社会的事情です。出稿企業に重大なトラブルやリコールが発生した場合、企業イメージの毀損や視聴者からの批判を避けるため、企業側の要請でCMの放送自粛が行われます。枠自体は契約期間中であるため、穴埋めとして公共広告が流される形です。
第二に、番組出演者や関係者の急なトラブル・スキャンダルです。タレント側に問題が生じた際、企業が「スポンサー降板」や一時的な提供クレジットの取り下げ(ノンスポンサー化)を申し入れるケースです。この場合も契約調整が完了するまでの間、ACジャパンの素材が充当されます。
第三に、緊急報道や大災害の発生時です。有事の際に商業広告を流し続けることが不適切と判断された場合、放送局側の判断で一斉に公共広告へ切り替える運用ルールが定められています。