当時のモーニング娘。は、国民的アイドルグループとしての地位を不動のものにしていた。そのリーダーを務めていたのが矢口真里である。一方の小栗旬は、演劇界やテレビドラマで頭角を現し始めたばかりの、まさに「これから」を期待される若手俳優だった。二人の交際が発覚した瞬間、世間の注目は一気に彼らに集まった。
アイドルとしての責任と、一人の女性としての恋心。その狭間で揺れた結果、矢口はグループからの電撃脱退を選択する。事務所からのペナルティや世間からのバッシングを覚悟の上での決断は、当時の芸能界においては極めて異例であり、多くのファンに衝撃を与えた。それはまさに、キャリアを賭した「純愛」の代償だったと言える。