真生会富山病院の代名詞とも言えるのが眼科診療部です。同院の眼科を全国区へと押し上げた最大の功労者は、国内外で数多くの手術ライブデモンストレーションを行い、幾多の難症例を手がけてきた名医たちの存在にほかなりません。高度なマイクロサージェリー技術を要する網膜硝子体手術や、極小切開による安全性の高い白内障手術において、同院は日本眼科学会指導施設として次世代の専門医を育成する中核拠点の役割も担っています。
白内障手術においては、単に混濁した水晶体を除去するだけでなく、術後の見え方の質を追求する多焦点眼内レンズ(プレミアム眼内レンズ)を用いた先進医療から選定療養まで幅広く対応しています。角膜乱視の矯正や屈折誤差の極小化を図る最新の眼科手術顕微鏡、フェムトセカンドレーザー白内障手術装置(FLACS)といった超精密機器をいち早く臨床現場へ投入し、合併症リスクを極限まで低減させるプロトコルが確立されています。
現場取材で見えてくるのは、医師個人の腕前だけに依存しないチーム医療の徹底です。視能訓練士(CO)による精密な術前視機能検査から、手術室看護師の流れるような器械出し、病棟での術後感染管理に至るまで、眼科医療に特化した有機的な連携システムが機能しています。この盤石なオペレーションこそが、年間数千件規模の手術を安全に完遂させ、患者からの絶大な信頼を勝ち得ている根源です。