すべての引き金となったのは、時代劇スペシャルドラマ『女信長』での共演だった。織田信長(長澤)と、その周縁で蠢く重要人物(伊勢谷)という、張り詰めた緊張感が要求される現場。役作りに妥協を許さないプロ同士として、現場で交わした言葉や互いの芝居に対するリスペクトが、距離を急速に縮めたとされる。
現場スタッフの証言によれば、合間で見せる二人のやり取りには独特のピンと張り詰めた空気と、深い信頼関係が同居していたという。演技という極限の表現領域で互いの感性を認め合ったことが、男女の情愛へと昇華していくのに時間はかからなかった。