業界内で囁かれるアートメイク看護師 年収格差の真相を解き明かす鍵は、クリニックが採用している給与体系の設計にあります。一般的な病棟看護師が「年功序列+夜勤手当+賞与」で手堅く年収450万〜550万円を維持するのに対し、アートメイク業界は完全な実力主義・出来高払いの世界です。
都内有名クリニックの給与規定やアートメイク看護師 インセンティブ歩合の実態を調査すると、一般的な歩合率は施術売上に対して10%〜25%程度、指名料に対して50%〜80%が相場となっています。つまり、1回10万円の眉施術で月30件を担当し、指名料5,000円を満額得た場合でも、基本給25万円+歩合約30万円+指名料約12万円で月収は67万円前後(額面年収約800万円)という計算になります。トップ層が年収1,000万円の大台に届くのは、単価の高いリップやアイラインを含め、1日3〜4枠を常に満席にし続けるごく一握りの「神の手」を持つアーティストに限られます。
表の数値データが雄弁に物語る通り、下位層の現実は過酷です。未経験で入職した場合、最初の数ヶ月はモデル集め(いわゆるモニター施術)に追われ、クリニックによってはモデル施術分の売上は一切歩合に反映されません。結果として、残業代や夜勤手当が手厚かった大学病院や総合病院時代と比べ、手取り月給が10万円近く目減りしたと嘆く若手看護師は珍しくありません。