「規格外(きかくがい)」とは、あらかじめ業界や公的機関、取引市場で定められたサイズ、形状、重量、色合い、品質などの統一基準(規格)を満たしていない状態を意味します。
工業製品であれば設計図の公差(許容誤差)を逸脱した不合格品を指しますが、一次産業である農業や水産業においては、「自然の産物ゆえに均一にならなかった個体」を意味するのが一般的です。青果物においては、長年続いてきた市場出荷規格によって「秀・優・良」などの階級や「S・M・L・2L」といったサイズ区分が細かく定められており、ここから外れたものが規格外品として扱われてきました。
語彙の理解を深めるために、規格外の類語および対義語を整理すると以下のようになります。
- 規格外類語:「訳あり商品」「アウトレット」「型破り」「異例」「破天荒」「スケール違い」「アンダーサイズ / オーバーサイズ」
- 規格外対義語:「規格内」「標準」「定型」「定規通り」「オーソドックス」「平均的」
青果流通の現場では「訳あり商品」という表記が消費者向けに広く用いられますが、これは本来「規格外品」を柔らかく表現したマーケティング用語です。農産物の均一性を重んじる日本の流通システムが生み出した言葉であり、海外のマルシェなどでは不揃いな野菜がそのまま売られることも珍しくありません。この前提を知ることが、本質を見抜く第一歩となります。