便秘薬でだるい?高マグネシウム血症の初期症状と命を守る回避策

便秘薬でだるい?高マグネシウム血症の初期症状と命を守る回避策

便秘薬でだるい?高マグネシウム血症の初期症状と命を守る回避策について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

「酸化マグネシウムはクセにならず、体に優しいから安心」――医療従事者も含め、長年日本国内で信じられてきたこの認識が、重大な落とし穴を生み出してきました。かつて厚生労働省が発出した公式発表資料や安全性情報を紐解くと、慄然とする実態が浮き彫りになります。

厚生労働省の報告によると、平成24年4月から平成27年6月までの約3年間だけで、酸化マグネシウム製剤による高マグネシウム血症の重篤症例が29例報告され、そのうち4例が死亡に至っていました。調査の結果、このうち19例(うち死亡1例)については薬剤の服用と副作用発現の因果関係が否定できないと断定されています。これを受け、医薬品の添付文書には「重大な副作用」として高マグネシウム血症が明記され、医療現場への厳格な注意喚起が行われました。

インターネット上の相談窓口やSNS上でも、家族の異変に直面した人々の生々しい声が数多く記録されています。 「80代の母がマグミットを数年間飲み続けていたが、ある日急に受け答えがおかしくなり、ぐったりして救急搬送された。検査したらマグネシウム値が危険水域だった」 「単なる風邪薬の副作用だと思い込んで様子見をしていたら、徐脈が進んで集中治療室に入ることになった」 こうした証言に共通するのは、「長期にわたり血液検査を受けないまま、漫然と処方薬を飲み続けていた」という事実です。

医療現場の取材を進めると、医師側も「長年問題なく飲めているから」と血液生化学検査でマグネシウム値をルーチン測定せず、患者側も「いつもの胃腸薬」として何の疑いも持たずに飲み続けるという、双方のコミュニケーション不全と慣れが重症化の温床になっていることが浮き彫りになります。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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