教科書をなぞるだけの授業は、もはやここには存在しない。総合的な探究の時間において、生徒たちは宇部市のシャッター街対策や、地元産業である化学・製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進といったリアルな課題に向き合っている。
実際に地元の経営者や行政担当者を前にプレゼンテーションを行い、予算や実現可能性の壁にぶつかる生徒も少なくない。この「リアルな挫折」こそが、机の上では学べない生きた知恵を育む。高校生ならではの奇抜なアイデアが、実際に市の施策に採用されるケースも出てきており、学校全体が地域活性化のシンクタンクとして機能し始めている。