大和敢助の危険なオーラは、黒の組織編における巨大なミスリードとしても機能しました。組織のボス・烏丸蓮耶の側近であり、ナンバー2として恐れられる「RUM(ラム)」の人物像が灰原哀から語られた際、以下の3つの特徴が提示されました。
- 大柄で屈強な大男
- 女性のような男
- 年老いた老人
- 何らかの事故等により「左右どちらかの目が義眼」であること
この情報が公開された当時、「隻眼」「大柄で長髪」「杖をつく屈強な体躯」という大和敢助のビジュアルは、ラムの特徴にあまりにも合致していました。ネット上の考察コミュニティやSNSでは「大和警部こそがラムの正体ではないか」「警察内部に潜伏するスパイ組織の一員ではないか」という議論が過熱し、危険人物視された時期があります。
しかし、『県警の黒い闇』において長野県警捜査一課長(当時)の黒田兵衛(くろだひょうえ)が登場したことで、ラム疑惑の焦点は黒田・若狭留美・脇田兼則の3名へとシフト。その後、原作本編にてラムの正体が寿司職人・脇田兼則であることが確定したため、大和警部の組織関係者疑惑は完全に払拭されました。大和警部は紛れもなく、正義と信念に生きる地方警察の熱血漢です。