教育現場の受け止め方は一様ではない。保守的な教育関係者からは、「式典の品格を損なう」「作詞者・作曲者への敬意に欠けるのではないか」という懸念の声も上がる。一生に一度の厳粛な舞台だからこそ、正統派の歌唱を求める気持ちも理解できる。
その一方で、この動きを歓迎し、クラスのレクリエーションや三送会(三年生を送る会)のプログラムとして正式に採用する柔軟な学校も増えている。ある都内の中学校教諭は「生徒たちが自主的に言葉を選び、協力してハモりを練習する姿は、どんな授業よりも能動的。彼らのクリエイティビティを大人の都合で潰すべきではない」と指摘する。