2026年の経済状況も、帰省離れに拍車をかけている。相次ぐインフレと実質賃金の伸び悩みの中で、新幹線や飛行機のチケット代、そして実家への手土産や現地での交際費は、家計にとって重い負担だ。数日間の滞在のために数万円から十数万円の出費を強いられる現実がある。
「それだけのお金と時間(タイムパフォーマンス)をかけて、なぜわざわざストレスを溜めに行かなければならないのか」という合理的な疑問が、特に若い世代の間で急速に広がっている。その予算があれば、自宅で静かに休養を取るか、本当に自分がリフレッシュできる旅行や趣味に投資したいと考えるのは、決してわがままではない。経済的な合理性が、感情的なハードルをさらに押し下げているのだ。