音楽シーンの局所的な専門用語だった言葉を、一気に日本全国のお茶の間にまで浸透させた最大の功労者は間違いなくギャル文化だ。特に2010年代前半、若者のトレンドの発信地であったSHIBUYA109を中心に、ファッション業界で働くカリスマモデルたちが日常的に使い始めたことで、一気に若者の間で拡散した。
その決定打となったのが、モデルの今井華が人気リアリティ番組『テラスハウス』で見せた自然体の発言である。地上波放送に加え、後にNetflix等を通じて世界へも配信されたこの番組内で、彼女が放つ「バイブス高め」といったフレッシュなフレーズは視聴者に強烈なインパクトを与えた。難解な説明を省き、直感的に気分やノリを伝える利便性が評価され、若者言葉の代名詞へと駆け上がったのだ。