国内のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)市場において、アサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロビールの大手4社が握るシェアは全体の9割以上を占めています。しかし、その内訳はここ数年で大きく様変わりしました。
2010年代までアサヒが長らく首位を独走していましたが、2026年にキリンがビール類全体の販売数量で11年ぶりの首位奪還を果たして以降、両社の差はわずかコンマ数ポイントを争う大混戦が続いています。現在の最新売上ランキングを見ても、キリンとアサヒが約35〜37%前後のシェアを分け合い、3位のサントリーが約15%前後、4位のサッポロが約11〜12%前後で追う構図が定着しています。
大手各社が販売数量の公表を取りやめ、売上金額ベースの開示へとシフトしたことも、業界の競争軸が「安売りによる量」から「ブランド力による質と利益」へ転換したことを物語っています。