現在の色鮮やかな本殿は、天正20年に徳川家康寄進によって再建された貴重な建築遺構です。関ヶ原の戦いを前に、家康が関東の平穏と天下泰平を祈願したという逸話が残されています。
社殿の東側北寄りに施された名彫刻「つなぎの龍」には、一風変わった伝説が語り継がれてきました。かつて近くの天ヶ池に毒龍が現れて人々を苦しめた際、この彫刻の龍の前に水たまりができ、鎖で繋ぎ止めたところ害が収まったといいます。この名彫刻「つなぎの龍」は、災厄を断ち切り、人々と良縁を結びつける強いご利益をもたらす象徴として、古くから尊崇を集めてきました。