シリーズの原作者であるキヨノサチコ氏と、その元夫であり造形作家の大谷泰英氏。二人の間で行われた共同著作権裁判は、夫婦関係の破綻に伴い、作品の生み親が誰であるかという根本的な主張の食い違いから発生した。大谷氏は、キャラクターのデザインやストーリー構成において自身が主導的な役割を果たしたと主張し、共同著作者としての権利承認を求めたのだ。
これに対しキヨノサチコ氏は、キャラクターの発想から作画、文章の作成に至るまで、自身の独創的なクリエイティビティによって生み出されたものであると主張を全面的に展開。単なるアイデアの提供や制作上のアドバイスが「著作権」を発生させる創作的表現に該当するのかが、法廷における最大の争点となった。