兵庫水軍の人気は、テレビアニメの画面の中だけに留まらない。近年のアニメーション産業における多角化の波に乗り、その存在感はさらに巨大なものとなっている。
特に爆発的な熱狂を生んでいるのが、2.5次元舞台の金字塔であるミュージカル『忍たま乱太郎』だ。通称「忍ミュ」と呼ばれるこの舞台シリーズにおいて、兵庫水軍を主役に据えた演目は毎回チケットが即完売するほどのフィーバーを巻き起こす。アクロバティックなアクションとリアルな船上アクション、そしてキャスト陣が体現する男たちの絆は、観客の心を揺さぶり続けている。
二次元のキャラクターが三次元の肉体を得て躍動する姿は、舞台演劇の可能性を大きく広げた。兵庫水軍というモチーフが持つダイナミズムは、2.5次元舞台というフォーマットと完璧なシナジーを発揮している。