ニホントカゲを捕獲するための第一歩は、彼らの行動パターンと出没スポットを正確に把握することです。ニホントカゲは変温動物であり、自らの体温を上げるために太陽光を必要とします。そのため、活動が本格化する捕まえる時期は4月から10月頃にかけてで、特に冬眠から目覚めて繁殖期を迎える春先から初夏(4月中旬〜6月)は活動が活発になり、最も発見しやすい絶好のシーズンです。
主な生息場所としては、日当たりの良い石垣の隙間、庭の花壇のブロック周辺、公園の倒木や朽ち木の周り、畑のあぜ道などが挙げられます。草が生い茂る場所よりも、「身を隠せる隙間」と「直射日光が当たる開けた足場」が隣接しているポイントを好むのが大きな特徴です。
一日の中で最も狙い目となる捕まえる時間帯は、朝8時から午前11時頃です。夜の間に冷え切った体を温めるため、午前中のニホントカゲは石の上やコンクリートの縁などの日光浴場所に姿を現します。体が十分に温まる前の早い時間帯は動きが比較的鈍く、素早く逃げ回られるリスクを大幅に減らすことができます。午後の気温が高すぎる時間帯は熱中症を避けて日陰深くに潜ってしまうため、午前中の涼しさが残る時間帯に焦点を絞って探索するのが鉄則です。
なお、フィールドで探す際はニホントカゲの幼体の特徴も頭に入れておきましょう。幼体は尾が鮮やかなメタリックブルーに輝き、黒地の胴体に5本の金色がかった縦縞が入る非常に美しい姿をしています。成長した成体(特に成熟したオス)は全体的に茶褐色で頭部が大きくなります。幼体の青い尾は天敵の視線を胴体から逸らすための防御器官ですが、視認性が抜群に高いため、遠目からでも見つけ出す大きな目印になります。