進化を巡る最大の罠とも言えるのが、進化前限定技の存在です。ポケモンが進化すると、基本ステータスを決定づける「種族値」が上昇し、総合的な戦闘能力は底上げされます。しかし、引き換えに「進化前の姿でしか覚えられない技」を永久に失ってしまうリスクが潜んでいます。
代表的な事例として知られるのが、キノココとキノガッサの関係です。キノココはレベル40で相手を100%眠らせる最強クラスの補助技「キノコのほうし」を習得しますが、レベル23でキノガッサに進化させてしまうと、自力ではこの技を覚えられなくなります。同様に、石を使って進化するポケモン(イーブイの各種進化形、ガーディ、ピカチュウなど)は、進化させた瞬間にレベルアップによる技習得テーブルが極端に狭まる傾向があります。
以下は、進化を遅らせることで恩恵を受ける代表的な技習得の例です。
近年の作品では「技思い出し」の仕様が緩和されているものの、そもそも進化後ポケモンの習得可能リストに含まれていない進化前限定技に関しては、一度逃すと二度と取り返しがつきません。目当ての技を覚えるまでは進化を我慢することが、ポケモントレーナーの鉄則です。