このブームに対する懸念の声も少なくない。一部の教育熱心な保護者の間では、我が子に早期の合格を勝ち取らせようとするあまり、過度なプレッシャーを与えるケースが見られる。「〇歳までに合格させなければ」という焦燥感が、子どもの自己肯定感を削ぐ原因にもなりかねない。
幼児期は、母語である日本語での思考力や情緒を育む極めて重要な時期でもある。英語のインプットに偏りすぎることで、日本語での深い思考や表現が追いつかなくなる「ダブルリミテッド(ダブル・セミリンガル)」のリスクを指摘する専門家も多い。バランスを欠いた早期教育は、子どもの将来に影を落とす危険性を孕んでいる。