かつて線路によって東と西に分断されていた大宮の街。車優先の道路整備が先行した高度経済成長期を経て、21世紀の都市づくりにおいて重視されたのは「人中心の空間」であった。大宮ほこすぎ橋はその象徴的な成果物である。
車を一切気にすることなく、風を感じ、自然を楽しみ、安全に移動できる歩行者専用インフラ。完成から20年以上が経過した現在も、日常の通勤・通学路として、また休日のお散歩コースとして地域住民に深く愛され続けている。機能性とデザイン性を高次元で両立させたこの橋は、これからの都市インフラが目指すべき一つの解答を示している。