「琴線に触れた」は怒りの意味?文化庁調査から紐解く正しい使い方

「琴線に触れた」は怒りの意味?文化庁調査から紐解く正しい使い方

「琴線に触れた」は怒りの意味?文化庁調査から紐解く正しい使い方についての最新情報を徹底解説します。

「怒らせた」という勘違いを生む最大の引き金となっているのが、響きが酷似している「逆鱗に触れる(げきりんにふれる)」という慣用句の存在です。

「逆鱗」とは、中国の古典『韓非子』に登場する伝説の竜の喉元に一枚だけ逆さに生えている鱗のことです。普段は温厚な竜も、この鱗に触れられると激怒して触れた者を容赦なく殺してしまうという故事から、「目上の人を激しく怒らせる」という意味で使われます。「〜に触れる」という構造が共通しているため、頭の中で「琴線」と「逆鱗」が混ざり合ってしまう人が多いのです。

また、古典文学や詩的な文脈では「心琴(しんきん)に触れる」という言葉も存在します。「心琴」も文字通り「心の琴」を意味するため、意味合いとしては「琴線に触れる」とほぼ同義です。ただし、現代の標準的な日本語としては「琴線に触れる」あるいは「心の琴線に触れる」とする言い回しが一般的であり、「心琴」はより雅やかな表現、あるいは混同から生じた表現として扱われるケースが多くなっています。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。