水切りヨーグルトの基本構造は、ヨーグルトに含まれる水分(ホエイ)を重力や毛細管現象によって分離させ、乳脂肪やガセインなどの乳固形分を凝縮させるシンプルな工程です。専用の水切り容器を購入しなくても、キッチンの常備品でプロ級の滑らかさに仕上げられます。
最もスタンダードな手法は、深めのボウルに重ねたザルへ厚手のキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを流し込む方法です。薄手のペーパーを使用すると水分を含んだ際に破れてヨーグルトが下に流出するため、破れにくい不織布タイプや厚手フェルトタイプのキッチンペーパーを選ぶのが失敗を防ぐ最大のポイントです。
少量を手軽に作りたい場合に重宝するのがコーヒーフィルターです。ドリッパーにフィルターをセットし、ヨーグルトをスプーンですくって入れるだけで、マグカップの底にホエイが溜まるコンパクトな水切りステーションが完成します。100g〜200g前後の使い切り分を仕込む際には、省スペースで冷蔵庫の棚を圧迫しません。
ザルやボウルすら使いたくないときは、ヨーグルトの紙パックをそのまま活用するザルなし水切り方法が最適です。パックの上部を開封し、折りたたんだキッチンペーパーを表面に密着させて蓋をし、輪ゴムで留めて逆さまにして深めのコップに立てておくだけで、器具を一切汚さずにしっかり脱水されます。