映画『アルマゲドン』を象徴する主題歌の正式名称は、『アイ・ドント・ウォント・トゥ・ミス・ア・シング(I Don't Want to Miss a Thing)』(邦題:ミス・ア・シング)です。演奏・歌唱を担当したのは、アメリカを代表する世界的モンスターロックバンド、エアロスミス(Aerosmith)。フロントマンであるスティーヴン・タイラーのしゃがれたハイトーンボイスと、感情を絞り出すようなエモーショナルなシャウトが、映画のドラマツルギーと見事に融合しました。
この楽曲は音楽ビジネスの観点からも、極めて異例かつ歴史的な記録を樹立しています。当時すでにロックの殿堂入りを果たし、数々のミリオンセラーを放っていたエアロスミスですが、意外にも米ビルボード総合シングルチャート(Billboard Hot 100)での1位獲得経験は一度もありませんでした。
1998年9月、本楽曲はビルボードHot 100において初登場1位を記録し、そのまま4週連続で首位を独走。バンド結成から28年目にして手にしたキャリア史上初の全米ナンバーワンヒットとなり、世界各国のチャートでも軒並みトップを制覇しました。まさにエアロスミス代表曲の筆頭として、現在もストリーミング再生回数を伸ばし続ける伝説のナンバーです。