SNSや大手質問投稿サイト(Yahoo!知恵袋や発言小町など)では、上京や転居に伴って「しょっちゅう」の扱いを巡るリアルな体験談が数多く投稿されています。
「地方から東京の大学に進学した際、標準語を話そうと気を張っていたのに、思わず『しょっちゅう』と口にしてしまい、『あっ、方言が出た!恥ずかしい』と赤面した。後から東京出身の同級生も普通に使っていると知って驚愕した」という20代男性の体験談は、典型的な誤解のパターンです。
一方で、関西出身のユーザーからは「子どもの頃から『しょっちゅう』も『年中』も等しく使っていたため、完全に関西弁の語彙だと思い込んでいた」という声も目立ちます。関西弁は語彙の独自性が強烈であるため、生活に密着したくだけた言葉をすべて「関西ローカル」と捉えてしまう傾向があるのです。
言語学者らの観察によると、人間は「親密な関係でのみ交わされるくだけた語彙」に対して、郷土愛や家族との思い出を無意識に投影します。これが、標準語である「しょっちゅう」が全国各地で「地元の愛着ある方言」と誤認され続ける深層心理のメカニズムです。