エコ緩衝材には多くのメリットがある一方、原料が「植物性デンプン」であるがゆえの明確な弱点も存在します。自宅に届いた段ボールを放置したことでトラブルに発展するケースも少なくありません。
1. 害虫(シバンムシ・チャタテムシ)を誘引するリスク
デンプンは虫にとって格好の栄養源です。特に乾燥食品や畳を好む「タバコシバンムシ」や、湿気を好む「チャタテムシ」などの微小害虫が、隙間から侵入して緩衝材に産卵・繁殖するリスクがあります。段ボールに入れたまま押し入れやガレージなどの高温多湿な場所に数ヶ月保管しておく行為は絶対に避けてください。
2. 湿気による変形と防護性能の低下
コーン緩衝材は親水性が高く、大気中の湿気を強力に吸収します。梅雨時などの高湿度環境に長期間さらされると、膨らんでいた粒が縮んで潰れ、製品を衝撃から守るクッション機能が著しく低下してしまいます。
3. 水濡れによるベタつき・汚れ付着
雨の日に届いた荷物に水滴が染み込んだ場合、段ボール内部で緩衝材がドロドロに溶け、同梱されていた商品パッケージに糊状にこびりついてしまう事故が発生することもあります。