テクノロジーの導入も、新しいパブのあり方を加速させている。カウンターに設置されたデジタルタップでは、客が好みの味付けや気分を選択すると、AIがその日の気分に最適なクラフトドリンクを提案してくれる。
しかし、どれほど自動化が進んでも、客が最終的に求めているのは温かい人間味だ。AIがバックヤードの在庫管理や注文処理を効率化する分、スタッフは客との会話や空間づくりにじっくり時間を割くことができる。「効率化のためのITではなく、人と人が会話する時間を生み出すためのIT」。この割り切りこそが、現代の繁盛店に共通する理念だ。