学力競争の過熱ぶりを物語るのが、近年の倍率推移と出口実績である大学合格実績の伸長です。
大阪府立春日丘高校は、過去5年間の一般入試実質倍率が1.38倍〜1.52倍の間で高止まりを続けています。文理学科を持つトップ10校の倍率が1.1〜1.3倍程度に落ち着く年があるのに対し、春日丘が常に高倍率を記録する背景には、「文理学科落ちを嫌う層の受け皿」にとどまらない、独自の学校文化への強い支持があります。
この安定した高倍率に支えられ、進学実績も目覚ましい伸びを見せています。直近の卒業生データでは、国公立大学合格者数が現役中心に110〜140名規模を記録。京都大学、大阪大学、神戸大学といった旧帝大・難関国立に加え、大阪公立大学への合格者は毎年40名前後に達します。さらに私立では関関同立(関西大・関西学院大・同志社大・立命館大)の合格総数が400〜500件を超え、北摂随一の私大合格ボリュームゾーンを形成しています。
一方の中部大学春日丘高校も、特進にあたる「創進コース」において国公立大合格者数を堅調に伸ばしており、名古屋大学や名古屋工業大学、三重大、岐阜大などの地元国公立をはじめ、南山大やMARCHへの進学実績を着実に積み上げています。進学コースにおいても、系列の中部大学(工学部・生命健康科学部など)への内部推薦枠という強固なセーフティネットを持ちながら、外部受験を選択できる柔軟なカリキュラムが評価されています。