スマートキーの電波が微弱、あるいは完全に切れている状態でも、スタートボタン内部に埋め込まれたRFID通信コイルとキー内のICチップが近接通信を行うことで、車両認証をクリアしてエンジンを始動できる。
手順は極めてシンプルだ。まずシフトポジションが「P(パーキング)」に入っていることを確認し、ブレーキペダル(MT車の場合はクラッチペダル)をしっかりと奥まで踏み込む。その状態で、スマートキーの背面にあるホンダの「Hマーク」部分を、エンジンスタートボタンの中央に直接タッチさせる。
タッチすると車内ブザーが「ピピッ」と鳴り、スタートボタンのインジケーターランプが点灯する。この合図から約10秒以内に、ブレーキペダルを踏み込んだままスタートボタンを押し込むことで、通常通りエンジン(またはハイブリッドシステム/e:HEV)が始動する。N-BOXの電池切れや、ステップワゴン、ヴェゼルでボタンが反応しない緊急事態でも、この「直接かざす」操作を覚えておけば確実に自走可能だ。