ロビーに一歩足を踏み入れると、シネコン特有の甘いキャラメルポップコーンの匂いではなく、挽きたての豊かなコーヒーアロマが漂います。恵比寿ガーデンシネマの大きな個性を形作っているのが、併設されたプライベートカフェ「& CAFÉ(アンドカフェ)」の存在です。
「映画を観る前の高揚感と、観終わった後の余韻をシームレスにつなぐ」というコンセプトのもと、提供されるメニューは徹底して吟味されています。恵比寿の地ならではの「ヱビスビール(樽生)」はもちろん、ソムリエが厳選した赤・白のグラスワイン、オーガニックハーブティー、パティスリー直送の焼き菓子など、大人の舌を満足させるラインナップが並びます。これらのドリンクやフィンガーフードは、すべてスクリーン内へ持ち込んで鑑賞しながら楽しむことができます。
ネット上の口コミ・評判を検証すると、来場者の声には明確な共通点が見受けられます。
大手レビューサイトやSNS上では、次のような利用者の生の告白が数多く記録されています。
「薄暗い照明と落ち着いたインテリアのおかげで、上映前から日常のストレスがほどけていくのを感じる」(40代女性・デザイン職)
「隣の人との肘掛け争いとは無縁。足を思いきり伸ばしても前の座席に届かないほど広々としていて、作品に100%集中できる」(30代男性・会社員)
「映画館というより、洗練されたホテルのラウンジにいるような錯覚を覚える」(50代女性)
また、定期的に開催される「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」や「ナショナル・シアター・ライヴ(NTLive)」などの舞台公演映像の上映は、本場の舞台芸術ファンからも絶大な支持を獲得しています。単に映画を配給して流すだけの箱ではなく、恵比寿という街の品格を象徴するカルチャーサロンとして息づいているのです。