ブラシと一口に言っても、形状や毛の材質によって得られる効果は千差万別です。目的に合わせたヘアブラシの材質と選び方を押さえておくことで、サロンワークのような仕上がりを自宅で再現できます。
まず形状の代表格であるパドルブラシとロールブラシの違いに注目してみましょう。パドルブラシはカヌーのオール(パドル)のような幅広の面と空気穴のあるクッション構造を持ち、頭皮への負担を抑えながら広範囲の髪を一気にほぐすデイリーケアに適しています。対してロールブラシは円筒形にピンが配置され、ドライヤーの熱を効率よく伝えながらカールをつけたり、くせ毛を引っ張って伸ばすブロー・スタイリングに威力を発揮します。
また、毛の材質選びも仕上がりを左右する要素です。特に猪毛ブラシと豚毛ブラシの評判は高く、天然毛ならではのメリットが支持されています。
- 猪毛(いのししげ):毛質が硬くコシが強いため、毛量が多い人やくせ毛でも頭皮までしっかり届きます。適度な油分を含み、使うほどに髪へ重厚なツヤをもたらします。
- 豚毛(ぶたげ):猪毛に比べて毛先が柔らかくしなやかなため、細毛や軟毛、ダメージ毛の方に最適です。摩擦が起きにくく、ふんわりとした自然な光沢を引き出します。
乾燥する季節には、静電気によって広がりやパサつきが生じやすくなります。ナイロン製ピンだけでなく、帯電防止加工が施された静電気防止ヘアブラシや導電性繊維を組み合わせたハイブリッドブラシを取り入れると、冬場でもまとまりのある指通りをキープできます。