ドラマチックな情景を描く本作において、打楽器編成はサウンドの骨格を支える極めて重要なファクターです。
スコア上では、ティンパニをはじめ、スネアドラム、バスドラム、クラッシュシンバル、サスペンデッドシンバル、タムタム(銅鑼)、ウィンドチャイム、チャイム、マリンバ、シロフォン、グロッケンシュピールなど多彩な楽器が指定されています。フル編成では5〜6名のパーカッショニストを配置するのが理想的です。
しかし、少人数バンドであっても諦める必要はありません。近年では小編成版(少人数対応楽譜)も用意されており、20人〜30人前後のバンドでも充実した響きが作れるようオーケストレーションが工夫されています。打楽器が3〜4名しか確保できない場合でも、鍵盤打楽器の持ち替え手順を整理し、タムタムやシンバルのアタックタイミングを優先的に割り振ることで、作品が持つ劇的なダイナミクスを十分に再現可能です。