2000年、宝塚歌劇団を絶頂期で退団した姿月あさと。その直後に発表された結婚報道は、ファンのみならず世間を大きく驚かせた。お相手は外資系企業に勤めるオーストラリア人男性。多忙なトップスター時代の終焉とほぼ同時に訪れた電撃婚の報は、まさに劇的なニュースとして駆け巡った。
当時、トップスターの退団後は芸能活動へ即座に本格移行するケースが主流だった。しかし彼女が選んだのは、夫の拠点であったバリ島やケアンズでの海外生活だった。華やかな表舞台から一時離れ、南国の穏やかな風のなかで夫婦の時間を育む決断。そこには、舞台人として全力で走り抜けた後の、一人の女性としての素直な願いがあったという。