インターネット上で定期的に浮上する「山口勝平の降板説」や「キャスト交代の噂」。その火種はどこから生まれるのか。最大の要因は、物語の構造上、工藤新一の登場頻度が極端に限定されている点にある。毒薬によって身体が縮み、普段は江戸川コナンとして生活しているため、新一が生身の姿でセリフを話す機会は年に数回の重要回や劇場版の回想・決死シーンに限られる。
久しぶりに新一の声を耳にした視聴者が「昔と少し響きが違う」と違和感を覚え、それがいつの間にか交代疑惑へとすり替わってしまうのだ。だが、制作を手掛けるトムス・エンタテインメントや読売テレビ、原作元である小学館からも交代の事実は発表されておらず、山口勝平が不動のレギュラーとして君臨し続けているのは紛れもない事実である。