一般財団法人製品安全協会が定めるSG基準において、ベビーカーは大きく「A型」と「B型」に分類されます。この2つの決定的な違いを理解することが、後悔を防ぐ第一歩です。
A型ベビーカーは、生後1ヶ月(または生後1ヶ月未満)の首がすわっていない新生児期から使用可能で、リクライニング角度が150度以上まで深く倒れる設計が義務付けられています。振動吸収力やクッション性に優れ、赤ちゃんの安全を守る頑丈な構造を持つ反面、車体重量が5kg〜10kg前後と重く、折りたたんでも場所を取る点が特徴です。
対するB型ベビーカーは、赤ちゃんのお座りが安定する「生後7ヶ月頃(腰すわり完了期)」から使用可能となるモデルです。リクライニング角度はおおむね100度〜130度前後に設定されており、フレーム構造を簡素化することで3kg〜6kg台の軽量コンパクトな設計を実現しています。お出かけ先での持ち運びや階段の上り下り、公共交通機関での取り回しを劇的に楽にする役割を担っています。
育児現場を取材すると、「腰がすわる前に焦って購入し、使えない期間が長引いて保管場所に困った」という失敗談が目立ちます。月齢だけでなく、小児科健診等で赤ちゃんの「腰すわり」がしっかり確認できてから導入することが鉄則です。