大阪府立高校の文理学科入試では、学力検査と調査書(内申点)の比率に「タイプⅠ(学力検査7:調査書3)」が適用されます。当日点(90点満点×5教科=450点)を1.4倍して700点満点、内申点(45点満点×各学年計算=450点)を0.667倍相当で300点満点とし、合計1000点満点で総合判定が行われます。
生野高校文理学科に合格するための総合点ボーダーラインの目安は730点〜760点(その年のC問題難易度により変動)。この得点を確保するためには、内申点と当日点の緻密な配分戦略が欠かせません。
まず内申点(調査書点)については、中学3年間の通知表で41点〜44点(合計250点〜265点/270点満点、300点換算で275点〜290点前後)をキープすることが実質的な前提条件となります。周囲のライバルもほぼ「オール5」に近い状態で出願してくるため、内申点でビハインドを背負うと当日の学力検査で極めて高い得点が要求されます。
合否を決定づける最大の関門が、国語・数学・英語に課される大阪府立高校C問題です。高度な論理的思考力を問う数学C問題、長文読解と記述力が求められる国語C問題において、生野高校合格層は各教科50点〜60点前後を手堅く確保する戦いを強いられます。
特に重要なのが英語です。大阪府公立高校入試では、実用英語技能検定(英検)2級以上を取得している場合、当日の英語C問題の得点が「80%(72点)」または「準1級で100%(90点)」として読み替え保障されます。大手進学塾関係者は次のように警鐘を鳴らします。
「生野高校の合格者のうち、英検2級以上の取得率は約85%〜90%に達しています。英検を持たずに英語C問題で72点以上を取るのは難度が高く、持っていない受験生は数学や理科・社会での挽回が必須となるため、早期の英検2級取得が事実上の合格必須ピースとなっています」(大手進学塾進路指導担当者)